ジャケットの日焼け


こんにちは。
クリーニングショップくりはらです。

もう直ぐ秋めいてくるころでしょうか。

今日の事例は、保管中に起こってしまった退色の修正です。

ジャケットを保管する時、多くの方がハンガーに掛けて保管すると思います。

そして、虫に喰われないように防虫剤を使用すると思います。

でも、もう一つ注意して欲しいのは、光とガスです。



意外に思われるかもしれませんが、衣服は、日光や大気ガスに長時間晒されると変退色を起こします。染色されている染料が分解されてしまうのです。

横になっていますが、右袖の写真です。真ん中一本線が入ったように色が変わっています。

色が変わっている部分だけ光やガスが当たってたということになります。

おそらくぎゅうぎゅう詰めにして保管されていたのでしょう。



色修正して直りました。

光(日光や蛍光灯など)やガス(汚染大気ガスや石油ストーブなど)も衣服の染色に影響するということを覚えていただけると嬉しいです。

そして、湿度が高いと促進されます。
湿気は衣類にとっては天敵です。
湿度コントロールができる保管を目指しましょう。

当店では、上手に保管できるようイラスト入りの保管方法の冊子を差し上げております。
参考になると思いますので、お申し出くださいませ。