ワイシャツ機械仕上げと手仕上げの違い


こんにちは。
クリーニングショップくりはらです。

先日、当店に来られたお客様が、他チェーン店の文句を散々おっしゃられたので、今日はこんなテーマにしてみました。

先日、あるお客様が、ワイシャツを持って来られて、安いトコ出したけど全然アイロン掛かってねーの!ひどいもんだなー!

と、散々文句をおっしゃってました。
そこでなぜアイロンが掛かってないのか説明させていただきました。

チェーン店のワイシャツの仕上げは100%機械仕上げです。
機械仕上げって何??
と思われる方も少なくないでしょう。

機械仕上げとは、ワイシャツ専用の人体プレス機で仕上げることを言います。
機械にワイシャツをセットして、ボタンを押すと、プシューッという感じで、蒸気と温風が出て、乾かしながらシワを伸ばしていくという作業です。

機械で仕上げるので、大量生産が可能です。1時間あたり70枚位仕上げられるそうです。

「ワイシャツ機械仕上げ」で検索するとYouTubeにその映像がアップされておりますので、お時間ある方はご覧になってください。(当店の映像ではありません)

一方、手仕上げとは、ワイシャツをアイロン一つで仕上げていくという作業です。

アイロン一つで掛けていくので、細かい所まで掛けられるというのが特徴でしょうか。
もちろん、手間がかかるので、時間もかかります。

また、技術のいる作業なので習得するまでに時間がかかります。

機械仕上げだと今日入ったパートさんでもすぐ出来ますが、手仕上げは出来ません。

アイロン掛けも、習得するのに時間のかかる技術の一つであるという証拠です。

機械仕上げと手仕上げの違いについて説明させていただいたところで、当店のワイシャツの仕上げ方を説明したいと思います。

当店では、一部プレス機仕上げと完全手仕上げのコースがあります。

一部プレス機仕上げとは、袖と襟は手仕上げで行い、身頃はプレス機で仕上げるという方法です。
ちなみに、プレス機と言っても先程の人体プレス機ではありません。当店には置くスペースがありません(ToT)

手仕上げは先程説明した通りです。

その仕上がり具合の差は、一部プレス機仕上げの方は、両脇や背中のタックのプレスが少し弱いです。申し訳ありませんが、手間を少し省かせて頂いております。

手仕上げは、細かい所まで掛けますので、両脇、背中のタック、袖のタックも本来の仕上げ方通りに仕上げます。

料金は、一部プレス機仕上げが200円、完全手仕上げが400円です。

どちらの方が良いかは、お客様の好みです。
プレス機仕上げでいいよというお客様もおられますし、手仕上げの方が良いという方もおられます。

ワイシャツも仕上げ方が違えば、品質も違ってくるということをお分りいただけたら嬉しいです。